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2022年12月22日
HPを開設しました
2022年12月22日新規開設
本研究室は2017年度から新たにスタートしました。脊椎動物の味覚・臓性感覚の受容・伝達と生体応答機構を解明することを目標としています。消化管刷子細胞の機能は、約60年間以上もの長い間不明でした。我々は、刷子細胞や味細胞を起点とし、脳を介して末梢組織(肝臓・筋肉・脂肪組織など)のエネルギー代謝を制御する新しい経路の存在を見出しました(EBioMedicine, 2016)。最近、複数のグループから、刷子細胞が寄生虫に対する2型免疫応答に関与することも報告されました。本研究室では、「小腸での栄養素や異物シグナルが脳を介して末梢組織のエネルギー代謝を調節する」という腸脳相関による代謝制御ネットワークにおける新たな分子機構を解明することを目指しています。さらに、腸管免疫とエネルギー代謝との関連や腸内細菌叢の役割にも注目して研究を進めます。また、様々な脊椎動物種の味覚受容体の機能解析を行い、食性との関連を明らかにすることも目指しています。
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